気がつけば日没がだいぶ早くなってきた。本紙天気欄によると、きのう6日の日の入りは午後5時21分。ひと月前より約40分も早まっている。これからはますます早くなり、ことわざどおりに井戸の中に釣瓶を落とすように急速に暮れていく▼日が短くなると特に気をつけなければならないのは交通事故と空き巣などの犯罪だ。ドライバーは早めのライト点灯やハイビームを活用するとともに、速度を抑え、運転に集中することが肝要だ。自転車や歩行者も交差点や道路横断時の安全を確認する、無灯火で走行しない、反射材を着用し、白系など明るい服装を心がけたい▼一方、秋から冬は空き巣やひったくり、乗り物盗や車上荒らしなどの犯罪も増える傾向にある。家や乗り物を離れる際は短時間でも鍵をかける、車内に貴重品を置かない、自転車の前かごにネットを付ける、子どもや女性をねらう不審者には反射的に大声を上げたり防犯ブザーや笛を鳴らせるようにしておくなどの備えが必要だ▼空き巣対策ではもう一つ、安くて効果のある補助錠の取り付けを勧める専門家も多い。犯人は時間のかかる侵入を嫌がるからだ。無防備でいることが最も危ない。くれぐれもご用心。(ま)
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