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稲刈りに八木節に 黒保根小と西町IS、秋の交流

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 桐生市立黒保根小学校(柴塚雄太校長)に6日、姉妹校提携を結ぶ西町インターナショナルスクール(IS、東京都港区)の6年生34人がやってきた。黒保根小の4年~6年生26人が迎えて、まずは校舎南側の田んぼで稲刈り。体育館に移って八木節を楽しみ、給食で“同じ釜のめし”を味わって交流を深めた。

 IS一行は鹿角にある新井領一郎キャンプ(宿泊研修施設)から来校。新井は黒保根出身の絹貿易商で、ハル・ライシャワー元駐日大使夫人、西町ISを創設した松方種子姉妹がその孫にあたり、両校の交流の機縁となっている。日本の公立小学校でも英語教育が進むなか、黒保根小は同世代の多国籍の児童と生きた英語を実践的に使い学べるのも強みだ。

 5月にいっしょに植えたもち米は、地域のボランティアによる学校支援隊や農業支援員たちも驚くほどの豊作となった。ISの都会っ子たちも鎌を使って協力し合いながら稲を刈り、束ね、はさかけがすすめられた。

 もち米は同校でもちつきをするほか、ISに送り、周辺の福祉施設にも配ることになっている。

 八木節による交流は昨年から。黒保根小児童は育成会の指導でみな演奏や音頭も上手。舞台上で生演奏を披露し、両校児童と教師たちが大きな輪をつくって踊った。のびやかな声で音頭をとった竹内桜さん(6年)は「ちょっと緊張して手がこんがらがったけど、うまく歌えました」。最初は手と足がバラバラだったISの子たちも、やがてリズムに乗って笑顔を見せていた。
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