桐生市相生町三丁目のわたらせ渓谷鐵道の運動公園駅で切断されたイルミネーションを再点灯しようと、沿線住民有志らが１６日、使えなくなった電飾を外して新たに飾り付け直し、イルミネーション復活に向けた作業を行った。電気工事業者が通電確認を行った上で、今週中にも再点灯する見通しだ。
運動公園駅のイルミ切断は１２日朝、電飾をした沿線住民グループ代表の中里文夫さん（６５）＝桐生市相生町三丁目＝が、知人男性の連絡を受けて発見。被害届を受けた桐生署が器物損壊容疑で調べている。
中里さんらは当初、被害の大きさから再起不能と判断したが、「犯罪行為に負けずに光をともそう」と再点灯を決意。住民有志ら十数人が約２時間かけて、駅前広場とホームの電飾・電気コードを付け直した。
わ鐵の各駅イルミネーション事業は、冬場の沿線の魅力アップのため２００４年度から実施。今年度も沿線住民らがボランティアで各駅周辺を飾り付け、毎日夕方から終電まで点灯している。
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