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地元洋菓子店と協働 桐商高3年の課題研究

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 桐生市立商業高校の商業科3年生が、課題研究で地元の洋菓子店と協働する。27日には「プロが教えるお菓子作り教室」が桐商調理室で開かれ、男子6人を含む23人がケーキやムースづくりにチャレンジ。今後は店内のPOP広告やポスターなど販促を提案したり来客の応対を学んだり、「地域活性化」に役立つよう研究を進める予定だ。

 生徒たちが考えたプログラムで依頼先に選んだ洋菓子店は、三吉町二丁目のEat(渡邉千栄子さん経営)。お菓子作り教室には息子の郁(いくむ)さん(23)も助手をつとめ、スティックチーズケーキとショコラムースをつくった。

 5班に分かれた生徒たちは、泡立て器でメレンゲをつくったりチョコレートを溶かしたりの作業を手順通りに進め、渡邉さんが調理台を回って指導。「ぜんぜん作ったことないです」という男子も楽しそうで、「家でクッキーとかトリュフをつくります」という女子はさすが手際がいい。

 同じ材料を分量通りに使っても、焼きあがったチーズケーキは班ごとにかたさも味も違っていて、味見した生徒たちは「うまい」「ふわふわ」などと笑顔になっていった。

 プロの技を教えてもらった生徒たちは今後、若い感性でお店のPR方法に頭をひねる。渡邉さんは「販売にはお客さんとの対話も大切です」と話し、実地で生きた学習が進みそうだ。

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