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優秀賞で有終の美、「KFSアート・コン」赤澤圭子さん

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 講談社フェーマス・スクールズ(KFS)による「第50回KFSアート・コンテスト」で、桐生市川内町二丁目在住の赤澤圭子さん(54)の作品「銭湯・昭和館」(水彩)が最高賞「KFS大賞」に次ぐ優秀賞に輝いた。

 KFS最大の同コンテストには4部門に426点の作品が寄せられ、そのうち、赤澤さんが応募したイラストレーション・デザイン部門には220点の応募があった。

 赤澤さんの作品は昭和を彩ったモノを擬人化し、銭湯の中に面白おかしく詰め込んだ作品。桐生の本町通りにある銭湯「一の湯」からイメージを広げ、ブリキのおもちゃやちゃぶ台、丸型ポスト、ブラウン管テレビなど、本人も「数え切れない」ほどのキャラクターを描き込んだ。

 審査員の三品彰豊さん(KFSスーパーバイザー)は「ノスタルジックかつ楽しい作品。一つ一つの形を目で追うたのしみもあり、絵巻物のようでもある」などと講評した。

 同コンテストは今年で最終回。18回続けて参加してきた赤澤さんは「最後まで最高賞に届かなかったのは残念」と話しつつ、「2011年に浅葉克己賞をもらって以降、ただかわいいだけではない、毒気を含んだ絵にチャレンジするようになった。とても厳しかったが、自分の絵を考える上ですごく勉強させてもらった」と話していた。
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