八木節、自前のバチで 鉦の音、より高く
自前の道具で八木節を盛り上げようと、桐生市堤町三丁目に住む茂木治さん(70)は鉦(かね)をたたくバチづくりに挑戦している。使い古した剣道の竹刀に、北海道から取り寄せたエゾシカの角を組み合わせ、手にしっくりとなじむ道具を生み出す作業。繰り出される高らかな音色は、お囃子(はやし)に華やかさと熱気を吹き込む。...
View Articleロウバイ、小平に香る
寒気のなか、咲き始めたロウバイ(小平の里湿性植物園で) 新春に咲く花として親しまれているロウバイが、名所の一つ小平の里(みどり市大間々町)で咲き始め、訪れた人を楽しませている。関連記事: ロウバイにも暖冬異変!?、葉がついたまま開花 今年も「クリンソウ街道」、大間々町小平地区 紅葉の里づくり 「寅久保バイパス」着工へ、県道小平塩原線 地域挙げカッコソウ保全 小平地区の保護地を一般公開
View Article優秀賞で有終の美、「KFSアート・コン」赤澤圭子さん
講談社フェーマス・スクールズ(KFS)による「第50回KFSアート・コンテスト」で、桐生市川内町二丁目在住の赤澤圭子さん(54)の作品「銭湯・昭和館」(水彩)が最高賞「KFS大賞」に次ぐ優秀賞に輝いた。 KFS最大の同コンテストには4部門に426点の作品が寄せられ、そのうち、赤澤さんが応募したイラストレーション・デザイン部門には220点の応募があった。...
View Articleみどり市、4月から国保税率7・3%値上げへ
みどり市国民健康保険運営協議会(武井俊一会長、16委員)は10日、4月の新年度から同市の国保税率を平均7・3%引き上げるべきとする答申案をまとめた。近く石原条市長に答申し、市の新年度当初予算案に反映される見通し。新年度から国保の運営主体が市町村から県に移管される制度改革に合わせ、同市としては9年ぶりに税率改正を行う格好で、赤字に転落した国保財政の立て直しを図る。...
View Article車の運転と心の準備
85歳の男性が運転する乗用車が自転車通学中の2人の女子高生をはねた。被害者は意識不明の重体だ。加害者の家族はこういう事態を心配し、日ごろから免許返納を勧めていたという。 始業式の朝、前橋市の県道で起きたこの事故の報道を、いたたまれない気持ちで読んだ人は少なくないはずである。...
View Article「地球の歩き方」桐生版作製、首都圏書店で配布へ
桐生市は、海外旅行ガイドブックの人気シリーズ「地球の歩き方」を発行するダイヤモンド・ビッグ社(東京)と連携し、同タイトルの観光パンフレットを作製する。日本遺産を活用した観光誘客に取り組む足利市との共同制作。同社が自治体と連携して「地球の歩き方」を発行するのは初めて。観光PR用に加え、首都圏の大手書店で旅行雑誌・書籍を購入した人にピンポイントで無料配布するなどして、両市の観光誘客を図りたい考えだ。...
View Article“ものづくり事業所”相次ぎ重伝建群内に拠点開設
有鄰館付近の桐生新町重要伝統的建造物群保存地区内に、地場のものづくり事業所が相次ぎ進出する。いずれも特徴的な業態を有し、訪れる人たちが生産工程を見られるようにするなどの工夫を施す計画を立てている。中心市街地活性化や産業観光推進の観点からも、今後注目を集めそうだ。 進出するのは、活版印刷の「Ladybird...
View Article「ロウバイ祭り」今年は中止、「梅田台緑地」整備工事で
風光明媚(めいび)な梅田湖畔(桐生市梅田町)の「ロウバイパーク」で毎年2月に開催していたロウバイ祭り(台緑地の自然環境を考える会主催)が、今年は同所で行われている都市公園「梅田台緑地」の整備工事のため中止となった。 同会によると、祭りは2日間で約3000人が来場する一大イベントになっていたが、今年は公園整備が佳境を迎え、工事で駐車場が使えず、危険を伴うことからやむなく中止を決めたという。...
View Article大学入試センター試験始まる 桐生会場で1204人受験
大学入試センター試験が13日、全国695の会場で始まった。志願者数は前年度より6704人多い58万2671人。桐生みどり地区では群馬大学理工学部と桐生工業高校の2会場で、1204人が最初の関門に挑む。...
View Articleみどり市区県議補選、あすから候補者公募
みどり市長選(4月8日告示・同15日投開票)に関連して同市選挙区で行われる予定の県議補選(改選数1)に向け、自民党みどり市支部(支部長・須藤昭男県議)は14日、役員会を開き、同党公認候補予定者を公募することを正式に決めた。あす16日から23日までの8日間を募集期間とし、書類審査と面接をへて、1月中にも予定者を選定したい考えだ。...
View Article亀を結ぶしめ縄張り替え
田沢川に向かい合う大岩「亀石」のしめ縄張りが14日、桐生市黒保根町の田沢地区活性化委員会(齋藤都繁会長)の呼び掛けで行われた。24回目となる新年恒例行事で、今年は東武鉄道沿線からのツアー参加者も合流し、約100人で新しいなわをない、「男亀」と「女亀」の間に架け渡した。 向かい合う女亀と男亀の間にしめ縄を張る(桐生市黒保根町田沢で)長大なしめ縄をみんなでなう関連記事: 豊かな自然満喫...
View Article善意を行動に変える
23年前の1月17日、阪神淡路大震災が発生した。激しい揺れが100万都市を襲い、6500人もの命が奪われた。鉄筋コンクリート製の建物がつぶれ、高速道路や鉄道路線が倒壊し、各所に黒煙が立ち上る。映像や写真が伝える惨状を呆然と眺めたときの衝撃は、今も鮮明だ。 被災者のために、自分に何ができるのだろうと多くの人が悩み、考え、行動を起こした。1995年が「ボランティア元年」と呼ばれるゆえんである。...
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