みどり市の担当記者になって今年で8年目。同市誕生以来ずっと市政のかじ取りをしてきた石原条市長に代わり、4月には新たな市長が誕生する。記者だけでなく、みどり市民全員が新たな局面を迎える▼4月8日告示・同15日投開票の市長選には、須藤昭男県議(57)が出馬表明している。対抗馬擁立の動きもゼロではないが、現時点では、1人区である同市選挙区の議席を守り続けてきた須藤県議が大本命と目されている▼須藤氏は昨年12月の出馬表明の際、「石原市政の継承・発展」という基本姿勢を示した。良くも悪くも堅実、無難な印象の石原市政に、どれだけ新味や独自色を打ち出せるかが新市長の腕の見せどころとなる▼選挙戦になった場合、何が争点になるのかも興味深い。だが取材している印象では、いまの同市に市民世論が割れるような争点は見当たらず、市政への関心は相変わらず低いというのが実感だ▼市長選よりも過熱しているのは、須藤氏のくら替えに伴う次の県議ポスト争い。現時点ではみどり市議3、4人が県議転出に意欲をみせており、激しい選挙戦になる可能性もある▼県内でも最も投票率が低い同市でどんな選挙戦が繰り広げられるのか。引き続き追いかけます。(成)
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