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おおさむこさむ

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 先週、「大寒」の被写体、氷瀑を求めて赤城山の登山口にある利平茶屋森林公園を訪れた。ちょうど暖かい日が続いていて滝の結氷具合に不安はあったが、寒冬傾向と標高1000㍍超えという条件のほうが勝っているだろうと踏んだ。しかし不安が的中してしまった▼その兆候は公園までの坂道や園内の状態にも見ることができた。いつもの年なら冬用タイヤでも大雪や凍結に泣かされる道も夏用タイヤで楽々だったし、園内の雪も多い年はひざまであるが、その日は吹きだまりで20㌢程度しかなく、最深部にある滝まで約30分と、いつもの半分程度で行けたからだ▼滝の結氷具合だけでなく、例年なら周辺に見られる岩清水の氷柱も少なく、寒冬傾向を疑いながら下山。帰る途中には咲き始めた福寿草にも出合い、大寒は暦の上だけと思ったりもした▼ところが一転、今週はあの大雪と連日の酷寒である。先週からその予報は出ていたが、どこか高をくくっていたところがあり、戸惑いを隠せずにいる。ただ、大雪では4年前の教訓もあり、大きな被害がなくてよかった▼予報では2月も平年より寒いという。思わず「おおさむ、こさむ」と口ずさんでしまう日が続きそうだ。(
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