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暖冬一変、タイヤはき替え、スコップ新調…まちなか慌ただしく

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 暖冬から一変、上空に寒気が入り、桐生・みどり地域では18日、20日と2度の雪に見舞われた。2014年豪雪の記憶が新しいだけに、今季もこれから周期的に降るのではないかと、不安がよぎる。きょうは大寒。関東で雪の季節といえば、これから3月にかけて。ホームセンターやガソリンスタンドではここ数日、スタッドレスタイヤにはき替えたり、スコップを新調したりと、雪や寒さに備える市民の動きが慌ただしい。

 雪予報の影響が顕著なのは、ガソリンスタンドやカー用品店。桐生市新宿二丁目にある両毛丸善桐生新宿給油所では、降雪前日の17日、スタッドレスタイヤへのはき替えを求める来店者が急増した。暖冬の影響で、冬用タイヤへのはき替え需要は低調だった。それが「17日だけで30台以上。どっと仕事が舞い込みました」と、店長の須永進さんは振り返る。

 車体を持ち上げタイヤを外し、バルブを交換。空気圧を測り、縦ぶれ横ぶれをチェックし、再びタイヤをとめる作業。順番待ちの車を横目に、整備士たちが声を掛け合いながら的確な作業を進める。1台に要する時間は約30分。17日は営業時間をオーバーし、夜10時すぎまで作業が続いた。

 ひと山越えたのもつかの間、20日も早朝から予想外の雪に。「チェーン巻きやスタッドレス交換の仕事に、朝から追われています」と、ベテラン整備士の星野福二さんは話す。給油の作業とあわせ、現場はここ数日、この冬一番の慌ただしさだ。

 一方、日用品などを扱うホームセンターでは、スコップや融雪剤などが売れている。同市広沢町五丁目にあるホームセンターセキチュー桐生南店では、先週末だけで120本以上のスコップが売れた。20日は融雪剤の売れ行きが好調だ。

 暖冬の影響で、12月のスコップ需要はほとんどなかった。それでも、大雪対策への備えは市民だけでなく、販売店側にも求められる。「樹脂製のスコップは20日午前中に売り切れたが、すぐに入荷できる。今週末、再び雪の予報もあるので、それに備えたい」と、店長の谷真一さんは話す。

 今季安価な灯油の需要も伸びており、降雪前に補給しようと、雪予報に合わせた動きもあるという。
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