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笑顔を引き出し、痛みの緩和に、東邦病院に「愛」の絵本

 桐丘学園桐生大学短期大学部アート・デザイン学科の学生9人が、「愛」をつめこんだ絵本を作成し、東邦病院(みどり市笠懸町)の緩和ケア病棟に期間限定で展示している。同学科の講義「フィールドワーク」の一環として手がけたもので、「面会する家族らの笑顔を引き出し、患者の痛みの緩和につなげたい」と温かなぬくもりあふれる9作品を仕上げた。

 デザイン提供を通じて地域貢献を目指す学生たちが、病院でのより豊かな療養環境づくりを目指して取り組んだ企画。今年で3年目を迎える。学生たちは一年を通じて病棟の特性からテーマを検討し、制作に取り組んだ。

 9冊の絵本は全て「次世代が誕生して成長し、そして愛を育み、またその次の世代につながっていく」がテーマ。ロボットが少女と触れ合ううちに心を芽生えさせるストーリーや、大切な女の子のために自分の殻を破って彼女のピンチを救う話など、ひとつのテーマでも仕上がりはそれぞれ個性的だ。作品を展示している周りの壁面には、各物語をモチーフにしたデザインをほどこした。

 絵本制作の取り組みは、12~14日に行われる同大学アート・デザイン学科の卒業制作展でパネル発表を行う。
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