桐生地区吹奏楽連盟(亀井優会長)の設立10周年を記念した交流講習会・成果発表会が27日、茨城県立大洗高校のマーチングバンド部ブルーホークスを迎えて開催された。桐生地区の吹奏楽のレベルアップを目指し、午前中は中央中体育館でブルーホークスの有國浄光監督と部員52人の指導による講習会、午後に市民文化会館シルクホールで発表会が行われた。
ブルーホークスはマーチングバンド全国大会に29回出場、17回金賞を受賞した“名門”で、第10回桐生市マーチングフェスティバルのゲストとして質の高い演奏・演技を披露して市民に感動を与えてくれた。県外からも生徒を受け入れ、現在は1・2年生部員52人のうち28人が東京、長野、富山、愛知、神奈川、福島などの出身者だ。
桐生市立広沢中から同校普通科音楽コースに進んだ的場梢さん(1年)もその一人。寮生活を送りながら勉強と部活動を両立させている。中学では打楽器を担当していたが、高校でソプラノサックスに。「リズムだけでなく、音に対して考えるようになった」という。「練習は大変でも同じ目標を持った仲間たちがいる、充実しています」と笑顔で語る。
マーチング・フェスでは「かっこいい、音の迫力が違う」と感動したブルーホークスの、いまは一員。ふるさとで後輩たちを指導し、シルクホールのステージに立つ。「今までがんばってきたことを見てもらいたい」
講習会には県内の小・中・高校生16団体330人が参加。午後のステージでは桐生選抜チームのステージドリルのあと、ブルーホークスの演奏が「水戸黄門のテーマ」で開幕する。
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