【19日・阪神甲子園球場=大坪礼乃記者】第88回選抜高校野球大会があす20日、阪神甲子園球場で開幕し、桐生第一は第3試合で近畿大会準優勝の滋賀学園(滋賀)と対戦する。大阪入りしてから行った練習試合から「チームの調子は上向き」と福田治男監督。19日の開会式リハーサルに臨んだ高田修平主将は「緊張感を持ちつつ、元気と気迫を出して、これまでやってきたことをしっかり出し切りたい」と意気込む。
19日午前は開会式リハーサルが行われる予定だったが、あいにくの天候不良のため銀傘下で主将とプラカード担当だけが参加して行われた。桐生第一はプラカード担当で野球部員の山崎一徳くんに続き、観客席を歩いた高田修平主将は「みんなも来たがっていたので残念」。本番に向けて「やっと来たという感じ。あすもちゃんとやりたい」と力を込めた。
17、18日と練習試合で試合感覚を取り戻したナイン。18日の上宮太子戦は4―1で勝利。好調の鏑木に加え、切り込み隊長・追川、5番寶田らも調子を取り戻してきた。中継ぎとして登板した青木は「仕上がりもいいし、疲れはないです」と試合後のトレーニングではリラックスした笑顔を見せた。
対戦相手となる滋賀学園(滋賀)は選抜大会初出場。近畿大会では報徳学園を延長戦の末破り、準決勝で龍谷大平安にコールド勝ち。この勢いを止めるには、エース神村月光投手の攻略が鍵となる。最速144キロの直球と変化球を巧みに使いこなす1年生エースを打ち崩せるか。昨秋以降、桐一ナインが課題として取り組んできた打力が試される。
開会式はあす20日午前9時から。行進曲の西野カナ「もしも運命の人がいるのなら」に合わせて、桐生第一は7番目に登場する。西野カナを好きな歌手に挙げる選手も多く、齋藤は「うれしいです」と笑う。
桐生第一―滋賀学園戦は同日第3試合で、午後3時半開始予定。
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