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果物チップス商品化し人気、福祉サービス事業「赤城の家」

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 障害者の就労支援などを行っている福祉サービス事業所「赤城の家」(桐生市新里町赤城山、遠藤佳太郎管理者)が、果物の乾燥チップスの生産に取り組んでいる。昨秋から、リンゴや柿を薄くスライスして乾燥したものを商品化。担当職員の郡山勝年さんは「商品のバリエーションを増やして利用者たちの仕事の幅を広げ、安定した収入や自立支援に結び付けていけたら」と話し、さらなる商品開発にも挑戦している。

 同施設では、障害者の就労支援の一環として、天日干しでカモミールティーや干しいも、切り干し大根などを生産して販売。果物の乾燥チップス生産に取り組み始 めたのは昨夏、桐生中央ロータリークラブ(RC、野口秀樹会長)から食品乾燥機の贈呈を受けて。同RCは地域貢献の一環として行う「夢計画」事業で2台の乾燥 機を寄贈した。

 乾燥機の導入を機に、リンゴや施設で栽培している柿を使った乾燥チップスの試作を開始。温度や時間を試行錯誤しながら商品化を進めた。同じく同事業所の手がける干しシイタケなどとセットにした贈答品は人気が高く、年末年始には売り切れ状態になったという。

 今後、さまざまな乾燥食品を試作し「年間を通して、施設利用者たちに安定して 仕事を提供できるようにしたい」と意気込み、バナナやキウイ、施設で収穫したブ ルーベリーの商品化を目指す郡山さん。さらに、「徐々に利用者ができる作業を増 やしていけるよう、方法を確立していく」と話している。
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