桐生厚生総合病院(丸田栄院長)の8階食堂が昨年度末から休業しており、5月中~下旬にリニューアルオープンする。新たな事業者として昨年度末、官公庁や企業、病院などの食事サービスを行うジャパンウェルネス(東京都)が決まり、改装工事や開店準備が進められる。再開以降は食事提供の時間が大幅に短縮され、平日午前11時~午後3時(土・日曜、祝日は午後2時まで)に変更となる。
同病院では、3月30日まで営業していた外食チェーン「いっちょう」の閉店に伴い、新事業者を公募型プロポーザル方式で選定した。
応募があったのは企業、学校、病院等の食堂、委託給食などを手がけるジャパンウェルネス1件のみで、選定委員会をへて3月に決定した。同病院は「営業時間短縮についてはさまざまな意見があったが、休業のままでは患者さんも家族も困る。まず再開することで来院する人の利便性を図った」としている。
休業中の現在、食堂はフリースペースとして午前7時~午後8時で開放している。
食事提供が始まる5月下旬以降も引き続き座席を開放する予定で、隣接するコンビニエンスストアや1階売店で購入したものを持ち込むことも可能になるという。これまで、コンビニや病院で購入したものを食べる場所がないという声があがっており、病院側で提案したという。「今後、利用の幅が広がるのでは」と話している。
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