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「C案」で正式決定、笠懸小分離・新設計画

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 みどり市立笠懸小学校の分離・新設計画で、石原条市長は30日午前の市議会全員協議会で、新設校の学区について、笠懸6・7区を既存の笠懸小、同8区の西側と9・10区を新設校の学区とする「C案」に決定し、これに基づいて新設校の用地選定に入る方針を正式に表明した。この区割りに従えば、新設校は同9区か10区になる可能性が濃厚だが、石原市長は「(場所の話は)一切していない」と述べ、現時点で用地は白紙であると強調した。

 石原市長は「議会や地域の関係者に意見聴取しながら(学区の選定を)進めてきた。市教委の案に同意したい」と述べ、市教委の答申通り、C案を採用する考えを表明した。

 今後の焦点となる新設校の用地については、一部市議が「(9区の)大たんぼ付近とか、西鹿田と鹿の間とかの話は出ているか」と質問したのに対し、石原市長は「一切していない。これから場所の決定に入る作業が待っている」と述べ、慎重な姿勢を示した。

 同計画は、児童数1003人(5月1日現在)と県内一の大規模校である笠懸小を分離する形で1校新設し、学校規模の適正化を図るもの。市教委は2010年に策定した基本方針に基づき、新設校の学区選定に着手。A~Dの4案を検討する中、14年4月には、JR両毛線を主な境界とし、笠懸中と笠懸南中の学区をそのまま適用する「A案」にいったん決定した。

 だがA案に対し、市議会の一部から「笠懸7区が分断される」「決定の経過が不透明」などの異論が出たのを受け、これを撤回。地元住民らも交えて4案を再検討した末、行政区を主な境界とするC案に決め直し、市長に答申していた。
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