「こんなに多くの店で作ってたなんて」「味も形も食感も店ごとに違うんだね」。７日に行われた催しの参加者から寄せられた多くの反響。桐生名物「花ぱん」を売る桐生市内１２店の商品を集め、来場者に無料で食べ比べてもらう初めての企画だった▼主催したのは、企業でも組合でも行政でもなく、地元ゆかりの男性お笑い芸人。桐生市出身の佐藤涼平さん（３２）と佐野市出身の田部井大さん（３１）のコンビ「ワンクッション」だ。大好きな花ぱんの魅力を多くの人に知ってもらおうと、市観光ガイド掲載店を回って熱意を伝え、発案からわずか２週間で開催にこぎつけた▼結果は約２５０人の来場者が詰めかける大盛況。桐生天満宮が骨董市でにぎわう第１土曜日の昼間、人通りの多い本町通り沿いで開催したのも良かった▼２００３年にコンビ結成後、大手芸能事務所に所属し活躍したが、０９年の契約解除以降はフリーで活動する２人。今年８月に桐生市内で開いた単独ライブでは９４６人の観客を集め、同９月には桐生市から桐生ふるさと大使に任命されるなど奮闘中だ▼「地元芸人ならではの企画で、まちを盛り上げていきたい」と笑顔で語る佐藤さん。次の企画が待ち遠しい。（針）
関連記事:
↧
芸人主催
↧