初夏を迎えたが季節の変わり目はいつも着るものに迷う。日によって暑い日もあれば、風が強くて寒いときもあり、日中と朝夕の寒暖の差も比較的大きい。着替えのとき、長袖を選ぶか、それとも半袖を選ぶか。悩ましいことが多い▼どちらとも決めかねるときに重宝するのが、麻でできた長袖シャツ。さらりとした肌触りだから半袖でなくても邪魔にならず快適だ。白地にベージュのペンシルストライプが入った1枚はシンプルで使い回しが利くので、この時期ワードローブの軸としてフル回転してくれた▼もともと物持ちがいい性分なのと、仕立てがよく丈夫なので今まで頑張ってくれたが、さすがに10年も着続けるとくたびれてくる。シャツが駄目になるときのいつものパターンだがついに襟足の部分が擦り切れてしまい、ついに先日ご引退願った▼新たに加わったのは、無地とチェックの2枚。ローテーションに入って活躍の日々が続く。麻はしわになりやすいのでアイロンがけが少々手間だけど、蒸し暑い中でも身につけるもので涼しさを感じられるのは、実はちょっとしたぜいたくなのかもしれない▼四季に応じて素材から着る服を考える。面倒くさがらず、むしろ楽しみたい。(悠)
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麻のシャツ
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