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渡良瀬川、あす朝から10%取水制限

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 5月以降の記録的な少雨で、渡良瀬川上流の草木ダム(みどり市東町)の貯水量が平年を大きく下回り、この時期としては過去最悪になっているとして、渇水対策に向けた渡良瀬川の利水者懇談会と水利使用調整連絡協議会が10日午前、足利市の国土交通省渡良瀬川河川事務所であり、同協議会は渡良瀬川からの10%取水制限をあす11日午前9時から開始することを決めた。同制限は2年連続。

 同事務所などによると、草木ダム流域の降水量は5月が93ミリで、平年の56%、6月(10日現在)はわずか10ミリで、同4・7%。このため、10日午前0時現在の貯水量は3127万立方㍍(貯水率61・9%)で、平年の約7割。貯水量はこの時期としては過去最悪だ。

 同協議会では今後、貯水量が2000万立方メートル(貯水率で約40%)を下回る状況の場合は同制限を20%に引き上げることも確認した。

 取水制限の対象は県内では上水道が桐生、みどり、太田の3市、農業用水はこれら3市に加え、館林、千代田、大泉、邑楽、板倉の1市4町。

 同事務所では10%の取水制限をしても当面は市民生活に大きな影響はないとしているが、今後、上流域にまとまった降雨がなければ制限が強化されることから、節水への協力を呼びかけている。
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