郷土の武将をたたえる「郷右衛門まつり」が11日、桐生市新里町の山上城跡公園をメーン会場に開かれた。午前に行われた模擬合戦では、手作りの甲冑(かっちゅう)に身を包んだ子どもたち50人ほどが参戦。合図とともにときの声を上げて駆け出し、相手方と刀を交え、合戦に熱中した。
新里ゆかりの武将・山上郷右衛門の供養塔建立1周年を機に、地元住民ら有志が実行委員会(本橋範雄代表)を結成して開催したもの。手づくり甲冑を着た人たちが参加する模擬合戦と武者行列をはじめ、和装や抹茶を楽しむコーナーや乗馬体験、飲食ブース、音楽ライブなど幅広いイベントが企画された。
事前のワークショップなどで手作りの甲冑をつくった子どもたちは、この日のためにさらにカスタマイズ。みどり市笠懸町から参戦した冨岡優樹さん(10)は、伊達政宗をイメージした冑(かぶと)と眼帯をあつらえて参戦した。「最近、戦国武将に興味を持って本や漫画を読むようになったから、合戦も楽しみ」と笑った。
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