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選挙戦最終盤、桐生地区でも総仕上げ

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 参院選は10日の投票日まであと2日に迫った。群馬選挙区(改選定数1)は、6選をめざす自民党現職・中曽根弘文候補(70)が優位に戦いを進め、野党統一候補の民進党新人・堀越啓仁候補(36)らが追う展開。6月22日にスタートした18日間の選挙戦も最終盤に入り、両陣営とも前橋、高崎両市で決起集会を開くなど総仕上げの段階。桐生、みどり市でも集会や街頭演説を通じ、組織の引き締めや支持拡大にラストスパートをかける。

 時事通信社の世論調査や各紙の報道によると、全国的に自民優勢の中、群馬選挙区は中曽根候補が全域で支持を固め、堀越候補が追う展開。政治団体・幸福実現党新人の安永陽候補(68)は独自の戦いをしている。

 堀越候補は7日、桐生、みどり両市の主要交差点や大型店前で街頭演説に立った。広沢町一丁目では「私たちの年金を株に投資し、数兆円の運用損を出している。社会保障は削られ、実質賃金は下がり非正規雇用は増える、こんな状況で安心して暮らせるか」と安倍政権を批判。「日本の金融資産1740兆円のうち500兆円は1%の富裕層が持っている。富裕税導入と法人税見直しで、社会保障や子育ての財源はできる」と訴えた。

 安保法制や憲法改正にも触れ「バングラデシュで日本人7人がテロの犠牲になった。海外で武力行使すれば本土でもテロの可能性が高まる」と主張。安倍政権下での改憲阻止、安保関連法廃止を力説した。

 安永候補は公示後に2日間、桐生地区で街頭に立った。相生町一丁目では、国防強化や消費税5%への引き下げによる景気対策、マイナンバー制度廃止を訴え、「与党でもなく野党でもない新しい選択を」と呼びかけた。

 中曽根候補は終盤、県内約20カ所で地区別決起集会を開催。8日はみどり市大間々町13区公民館と桐生プリオパレスで集会を開き、支持固めを図った。

 前橋市で7日に開いた大集会では「アベノミクスで景気は良くなっているが十分でない。中国の景気減速や英国のEU(欧州連合)離脱で日本も横波を受けるか心配されている。こういうときこそ政治を安定させ、経済対策を前進させることが課題だ」と訴えた。

 周辺国の動向にも触れ「安全保障環境が非常に厳しい。中国とは一触即発と言っても過言ではない。難民流出やテロなど国際的にも変動期。盤石な政治を行い、変化に的確に対応しなければ。6期目も群馬の代表としてしっかり仕事をしたい」と支援を求めた。
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