みどり市役所大間々庁舎の参院選期日前投票所で1日に発生した投票用紙の交付ミスで、同市は近く、行政処分審査委員会(委員長・中澤哲夫副市長)を開き、ミスをした市職員らの処分を検討する。
ミスは同日午前8時半から午後6時40分ごろまでに受け付けた期日前投票で、選挙区と比例代表の投票用紙を取り違えて有権者計59人に交付したもの。
職員が同日朝に投票用紙を準備する際、本来は選挙区用の黄色い投票用紙をセットするべき機械に比例用の白い投票用紙をセットし、そのまま交付。この日60番目に訪れた有権者がミスに気付き、その前にいた59番目の有権者の比例用の投票用紙から正常に交付された。このミスで、最大59人の選挙区選挙と58人の比例代表選挙の投票が無効になった可能性が高い。
市選挙管理委員会を所管する市総務部によると、処分対象は当日の同投票所の投票管理者だった職員と、投票用紙を誤交付した職員、それに管理責任のある選管書記長(市総務課長)の少なくとも3人といい、立場によって減給や戒告などの懲戒処分が検討されるという。
ミス発覚後、選管書記長の市総務課長は体調不良を理由に休職している。
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