リオデジャネイロ五輪が始まり、4日目が終わった。日本選手団も各競技で奮闘、熱戦を展開し、水泳、体操、柔道での金メダルを獲得するなど目の離せない状況になっているが、たとえ日本が好成績を残せずとも、世界最高レベルのプレーが見られるのだからそれはそれで面白くないわけがない。寝不足にならない程度に▼日本から見るとブラジルは地球の真裏にあたるという。だから、時差はリオで12時間。ちょうど昼夜が逆転しているわけだ。ついでにいえば、ブラジルは南半球なので季節も逆転しており、今は冬。真逆なのである▼中継を見る限り冬とはいえ寒そうとはとても思えない。選手の顔からしたたる汗もあって、むしろ暑そうだ。調べてみたら、リオは亜熱帯。8月の平均気温は22、23度で、さもありなん▼そうなのだ。五輪とはそういうものなのだ。その時々の最高峰のスポーツを目にする機会、それだけでなく、開催地に目を向け、開催地を知る機会なのだ。目を向け、知識を得るきっかけになる▼きっかけなんて実はどこにでも転がっているのだが、それに気づくのは難しい。こういう大きなイベントは、その入り口になりえる。次回は東京。さて世界にどう気づいてもらえるか。(篤)
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