桐生で誕生した低速小型電動バス「MAYU(マユ)」を活用した産業観光に取り組む桐生再生(清水宏康社長)が、新たに「MAYUでめぐる日本遺産の旅」を企画した。日本遺産「かかあ天下―ぐんまの絹物語―」の認定を受けた桐生市内6カ所のうち、川内町の白瀧神社を除くまちなかの5ポイントをゆったりと巡るバスツアー。9月7日には来賓や一般市民を対象にしたモニターツアーを実施し、新規ツアーの周知を図る予定だ。
桐生再生では、桐生市からの委託を受けてマユを使った観光コースでの定期運行を行っているほか、ノコギリ屋根の建造物群を巡るなど、織都桐生らしい有料ガイドツアーも展開している。
今回の日本遺産ツアーは、県内12件の文化財から構成される「かかあ天下―ぐんまの絹物語―」のうち、桐生市の中心市街地に近い5カ所の認定ポイントを巡るもの。
具体的にはJR桐生駅南口を発着点に、絹撚(けんねん)記念館―織物参考館「紫」―後藤織物―桐生新町重要伝統的建造物群保存地区―桐生織物記念館のコースを、約5時間かけて巡る。昼食は別途料金が必要。
参加費3000円(ガイド料・見学料込み)で食事は別料金。予約は2人以上18人まで(それ以上は要相談)。
なお、桐生再生では9月7日に実施する「モニターツアー」の一般参加者を募集している。当日午前10時にJR桐生駅南口を出発し、午後3時に終了の予定。途中、若宮で食事を楽しむ。定員18人で、参加費は2575円(昼食代込み)。
当日は亀山豊文桐生市長ら来賓も参加の予定。桐生再生では「日本遺産を知らない市民も少なくない。ぜひ体験して」と話している。
参加希望者は氏名、住所、電話番号(できれば固定電話)を記し、ファクスで桐生再生(ファクス0277・46・6918)まで送付する。問い合わせも同社(電0277・46・6916)まで。
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