Quantcast
Channel: ウェブ桐生タイムス
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2430

新里北小で県内初「桃太郎トマトの学校」

$
0
0

 トマトの生産が盛んな群馬県で初めての「桃太郎トマトの学校」が2日、桐生市立新里北小学校(渡辺仁校長)で開催された。大玉トマト桃太郎を開発したタキイ種苗(本社京都)の主催で、ご当地アイドルユニットAKAGIDANの6人も特別参加。5年生26人が楽しくおいしく、丸ごとトマトを学んだ。

 創業181年のタキイ種苗が2013年から開催する「桃太郎トマトの学校」は、今回で10校目。子どもたちに野菜の代表トマトを知ってもらい、食べることで健康になる食育を推進している。新里北小は農作物栽培で桃太郎トマトも育てており、申し込んだ小学校の中から選定された。

 「学校」はまず、タキイ種苗の担当者が開発秘話を語った。甘熟トマトの決定版「桃太郎」は1985年に誕生、桃色ピンク系をベースにしたフルーツのように甘くて輸送にも耐えるトマトで、20年がかりで開発したという。AKAGIDANはクイズ形式で、トマトの栄養素リコピンやビタミンBなどの働き、うま味成分グルタミン酸などについて解説した。

 「トマトマイスター」の認定書を受けた子どもたち。2こま目はいよいよ調理実習で、料理研究家でトマト先生といわれる本居佐知子さんの指導で「トマト牛丼」に挑戦。酒、砂糖、みりん、しょうゆの味付けで軽く炒めたトマトが入る牛丼を、AKAGIDANのメンバーも手伝って作り、盛り付け「いただきます」。

 「おじいちゃんちで作るトマトを食べてる。桃太郎は初めて」と山口叶愛(かのん)さん。木村隼さんはまずトマトから口にして「うまい!」。いつもは生で食べるのがほとんどだ。「甘い。料理したのは初めて、また食べたい」と田面幸暉さん。星野春奈さんはトマト嫌いを返上して「甘くておいしい」「家で作ってみたい」。給食前でも完食して、講師陣を喜ばせていた。
関連記事:


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2430

Trending Articles