また台風がやってくるという。連休明けの火曜日に九州付近、水曜日には本州付近へと北上する見込みで、今から用心しておきたい▼暑さ寒さも彼岸までとはいうが、8月下旬以降、不安定な天気や相次ぐ台風、秋雨前線などの影響もあって、この間までの暑さがうそのように涼しくなり、気がつけばそこかしこに秋の気配が感じられるようになった▼巡る季節は、夜明けと日暮れにも感じられる。本紙の天気欄によると、きのうの日の出は午前5時26分、日の入りは午後5時49分で、1カ月前より日の出は約30分遅くなり、日の入りは約40分も早くなっているのだ▼実は、この傾向は夏至(6月21日)のころから始まっているのだが、わずかな差異は日々の感覚では気がつかず、季節の変わり目になってはたと感じることが多い。そして、この傾向は冬至(12月21日)のころにピークを迎え、今度は逆のパターンとなっていく▼夜が長くなると増える傾向にあるのが窃盗などの犯罪や交通事故である。台風がやってくる来週水曜日からは秋の全国交通安全運動が始まる。そのスローガンは「安全は小さな注意の積み重ね」だが、防犯を含めあらゆることに当てはまりそうだ。(ま)
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