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繊維ベンチャー・フクル、三越伊勢丹と協業

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 マスカスタマイゼーション(多品種一点生産)を取り入れ、国内産地の在庫生地や加工法を用いながら繊維製品を受注生産するベンチャー企業のフクル(桐生市天神町三丁目、木島広社長)が大手百貨店の三越伊勢丹と協業した。期間限定で9月中、日本橋本店に売り場を構えたほか、同社のプライベートブランド(PB)の服作りを受注した。

 協業はNPO法人キッズバレイ(星野麻実代表理事)の起業支援チームが橋渡しして実現したもの。

 自社のドレスブランド「Le Collier de Perles(ル・コリエ・デ・ペルール)」として初の実店舗を9月14日から20日まで1週間限定で展開。来店客を採寸し、デザインや色柄、サイズ、丈を自由に選んでもらった。

 さらに桐生産地の在庫生地を活用し、伊勢丹PBの一点物をOEM(相手先ブランドによる生産)で請け負ったほか、新宿店の特設売り場で展開した新進ブランドのオーダーメードの生産を受注した。

 受注数は計70着に達し、「想像以上の成果。テストケースとして非常にいい取り組みができ、結果を出せた」と木島社長。「受注から裁断までの効率化など、今後の課題がみえた」と語る。

 同百貨店との次の協業も含め、事業拡大が見込まれ、「今後は縫製のパートナーを増やしていきたい。新しい服作りに前向きに協力してくださる方が増えていけば」と話している。
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