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“八木節人気”衰えず、桐生市八木節教室スタート

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 郷土芸能の八木節を多くの人に体験してもらおうと、桐生市が毎年公募で開いている八木節教室が3日夜、同市市民文化会館で始まり、受講者数は前年比5割増しの昨年を上回る145人で、12年ぶりに過去最多を更新した。昨秋に放送された全国ネットの人気テレビ番組で紹介されて火がついた“八木節人気”。今夏の桐生八木節まつりの盛況ぶりを受け、「見るだけでなく参加したい」との受講者の声も多く、盛り上がりが今なお続いている。

 桐生市、地元愛好団体の桐生八木節連絡協議会(阿部建治会長)が共催し、今年で33回目。同協議会の講師陣が音頭、笛、踊りの3部門別に11月24日まで全10回の練習を重ね、7回以上の受講者に修了証を交付する。

 今年の受講者数は、前年比47・8%増の133人だった昨年をさらに9%上回る145人(音頭56人、笛43人、踊り46人)。これまで過去最多だった2003年と04年の144人を12年ぶりに更新した。

 八木節人気は、昨年9月放送の日本テレビ系番組「秘密のケンミンSHOW」で、8月の桐生八木節まつりを“県内最大級のまつり”と紹介して火がつき、今年の同まつりも来場者約50万人の大盛況だった。

 今回受講者が急増したのは踊りの部。昨年の19人から46人へと大幅に伸びた。ヤマダ電機グループ会社の同僚社員5人と初参加した加藤貴将さん(40)=伊勢崎市=は「テレビを見て八木節の盛り上がりに驚いた。見るだけでなく参加したい」と受講理由を語った。

 11月には取引先やグループ会社を招いて県内で開く会合で八木節を披露する予定。「それまでに覚えて他の社員に教えなきゃならないので、間に合うか心配です」と、汗をぬぐいながら笑みを浮かべていた。

 10月6日午後7時から市民文化会館で行われる次回からの受講も可能。最終回は「成果発表会」として11月24日午後6時半から同館小ホールで開かれる。問い合わせは市観光交流課(電0277・46・1111、内線366)へ。
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