八木節誕生100年を記念したイベントが16日、桐生出身の初代コロムビアローズ(本名松本光世)さんを迎えて開催される。先着50人で、参加者を募集している。
八木節のルーツは日光例幣使街道の街道筋で生まれた地域の民謡で、馬方業に携わった人々がつくり上げたとされる。転機は、美声の持ち主だった堀込源太が東京・浅草公演を実現し、大いに人気に。八木節と名付けられ、すぐにレコードに吹き込まれ、全国に広まった。大正5(1916)年のことだ。
記念イベントは「天まで響け八木節音頭」の著書もある岡田幸夫さん(崋山と歩く会代表)と5代目堀込左源太一門会の亀津正夫会長が呼びかけ、水道山記念館で開催。午前11時半に開会し、同一門会が演奏して、コロムビアローズさんのトークショーを楽しむ。ローズさんの祖父は踊りで源太とともに活躍したという縁もある。蓄音機を視聴し、食事会、午後1時に散会の予定。
会費は1000円。食事は特製崋山弁当で、お茶付き、また「八木節百年を探る」冊子をプレゼントする。参加希望者は早めに岡田さん(電0277・54・1697)へ申し込む。
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