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桐工機械科で歯科技工体験、「進路選択肢の一つに」

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 県立桐生工業高校(大谷龍二校長)の機械科2年生が13日、歯科技工の講義と実習を体験した。愛歯技工専門学校(東京都板橋区)の田中誠教務主任らが来校、「進路選択肢の一つに」と熱心に指導。生徒たちも「興味を持ちました」と取り組んでいた。

 “超高齢者社会”に必需となる人工歯。歯科に求められるのは、かつては痛みのコントロールだったが、近年は審美要求の高まりやスポーツ歯学の発達もあり、歯科技工士は圧倒的に不足しているという。

 田中さんがヒトの歯の特徴や機能を説明し、口腔(こうくう)ケアで生きる力を取り戻した高齢者の実例も示した。スポーツでは「かむことで集中力が高まり力が出る。頭部が安定し身体のバランスがとれる」。マウスガードも個々に合わせて作製しており、東京オリンピック・パラリンピックに向けて需要が高まりそうだ。

 2時間目は実技講習。溶かした材料で成形し、余分を削り取って、歯のピンバッジをつくる。溶剤の扱いや研磨など、機械科の生徒たちは学んだ技術を生かしてお手の物の様子。「歯科技工は(進路として)思ってもみなかった」というが「興味がある」という子もいて、出来た歯のピンバッジをいとおしそうに見つめていた。
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