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桐生で全国大会、地域が元気になる脱温暖化

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 「地域が元気になる脱温暖化」全国大会in桐生が11月5、6の両日、桐生市市民文化会館で開かれる。大量生産・大量消費の価値観で地ならしされ、「地域」の多様性は失われつつある。だが、それぞれの地域には本来、固有の風土がある。大会では、「エネルギー」「食と子育て」「公共交通機関」を切り口に、地域らしさを生かした地方再生に取り組む人びとの報告に耳を傾け、それらを手がかりに語り合い、もっと豊かな暮らしと脱温暖化を両立させるためのヒントを探る。

 「地域が元気になる脱温暖化」全国大会in桐生が11月5、6の両日、桐生市市民文化会館で開かれる。大量生産・大量消費の価値観で地ならしされ、「地域」の多様性は失われつつある。だが、それぞれの地域には本来、固有の風土がある。大会では、「エネルギー」「食と子育て」「公共交通機関」を切り口に、地域らしさを生かした地方再生に取り組む人びとの報告に耳を傾け、それらを手がかりに語り合い、もっと豊かな暮らしと脱温暖化を両立させるためのヒントを探る。

 主催は科学技術振興機構社会技術研究開発センター(JST│RISTEX)「創発的地域づくりによる脱温暖化」プロジェクトと創発的地域づくり・連携推進センター。群馬大学大学院理工学府や早稲田大学重点領域研究機構、北関東産官学研究会、桐生市、桐生信用金庫、足利銀行桐生支店などが共催する。
 効率の対極にある手間や不自由さに豊かさを求め、合わせて脱温暖化を達成しようという試みが、桐生をはじめ全国各地で展開されている。今回の大会は、こうした各地域の取り組みの発表会であり、取り組みにかかわる人びとの交流の場でもある。

 大会は5日午前10時スタート。プライマリーセッションでは、大阪大学大学院の土井健司さんが「スローモビリティーという選択肢」をテーマに基調講演、群馬大学大学院の宝田恭之さんは「桐生が提案するシフトダウンの街づくり~手間をかける幸せ」と題し報告する。

 その後、「地方創生に再生エネルギーをどう活かすか」「市民・消費者から取り組む地方創生~ママが変わると地域が変わる~」「コミュニティー交通が紡ぐ地域づくり」の3分科会に分かれ、兵庫県洲本市や長野県飯田市など、全国の先進的事例にかかわる担当者らが顔をそろえシンポジウムを開催。

 また、6日は午前9時半からポスターセッションを実施。同10時半から「地域が元気になるための地域づくり」と題し、長野県副知事の中島理恵さんをはじめ、各地の首長らが参加して全体討論会を開く。

 プロジェクト代表でもある宝田さんは「私たちの価値観を変えなければ、豊かな暮らしも脱温暖化も達成できない。今回のイベントはそれを考えるヒントになるはず」と話しており、多くの市民に来場を呼びかけている。

 入場無料。なお、5日午後6時から開かれる懇親会は、参加費3000円が必要。シンポジウムおよび懇親会への参加希望者は、創発的地域づくり・連携推進センターのウェブサイトから登録するか、申込用紙に必要事項を記入し、群馬大学理工学部内の天谷研究室(電30・1508、ファクスも同じ)までファクスする。申込用紙は群馬大学理工学部のホームページからでもダウンロード可。問い合わせも天谷研究室まで。
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