桐生ファッションウイークの一環で、桐生市の中央・本町六丁目・末広町の3商店街が主催する子どもハロウィーン仮装大会「第21回仮装DEおいでよ桐生ハロウィン」が30日、本町五丁目のジョイタウン広場をメーン会場に開かれた。過去最多となる約700人の子どもたちが「ハッピー・ハロウィン」「トリック・オア・トリート」を唱えると、まちは笑顔に包まれた。
産地桐生の生地を使って仮装し、中心街を歩いてもらおうと、中央商店街が1996年に始めた企画。5年前からは本六・末広の両商店街も参加。秋の恒例イベントとして、規模は年々拡大している。
昨年の500人から、今年は200人近く増えて過去最多に。受け付けを済ませた子どもたちは、それぞれのハロウィーンコスチュームで約50店をめぐり、「トリック・オア・トリート(お菓子をくれなきゃ、いたずらしちゃうぞ)」と元気にあいさつ。店主らからお菓子を受け取ると、「ありがとう」と笑顔を見せていた。
ジョイタウン広場ではパフォーマンスコンテストが開かれ、子どもはもちろん、大人も一緒に舞台に上がり、「ハッピーハロウィーン」と一芸を披露。かわいい姉妹が布地のエアギターで喝采を浴びれば、大人はイカ大王体操第2でどっと笑いを誘い、街角の温度を上げていた。
天使の衣装で参加した兒玉清花さん(8)は「はずかしかったけど楽しかった」とにっこり。
グランプリに輝いたのは初参加の新里すぎの子幼稚園の園児41人と父親たち。同園おやじの会のメンバーで、自身もドラキュラに変身した渡辺寛さんは「子どもたちと一緒に上電で来ました。まち歩きが心地よく、すばらしい企画」と、来年の参加も誓っていた。
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