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桐工建築科、笠懸西部幹線の工事見学

 県立桐生工業高建築科の1年生が19日、みどり市笠懸町内で県が整備を進めている新しい4車線道路「笠懸西部幹線」の工事現場を見学した。立ち入り禁止区域に足を踏み入れ、陸橋や雨水排水の工事を間近で見学。道路工事への理解を深めた。

 土木技術者の卵である工業高校生に公共事業を身近に感じてもらおうと、県桐生土木事務所が開いた見学会。桐工建築科では2年時に土木と建築の2コースに分かれる前の1年生40人全員を対象にした。

 見学会では、JR両毛線をまたぐ陸橋の工事で、垂直に立てたコンクリート壁の内側をストラップでつないで土砂を敷き詰め、摩擦力で壁を支える補強土壁(テールアルメ)と呼ばれる工法を学んだほか、高校で教わる測量などの技術が現場でも生かされている様子を目の当たりにした。

 2年時は土木コースに進む寺島克嘉さん(16)は「土木工事はスケールがでかいと聞いていたけど本当にでかい。将来は市役所で土木技術者として働き、人の役に立つ仕事をしたい」と目を輝かせていた。

 笠懸西部幹線は、北関東道太田藪塚インターと国道50号を直結し、計画中の国道50号バイパス予定地までを結ぶ全長3・4キロ、基本幅員22・75メートルの4車線道路。このうち同インターから50号の現道までは2017年度中に暫定開通する予定。
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