桐生市の第32回八木節教室成果発表会が11月30日夜、同市市民文化会館小ホールで開かれ、音頭、笛、踊りの3部門の受講生102人がステージ上で練習の成果を発表した。テレビ番組効果も影響してか、初心者が急増して受講生の約5割を占めたのが今年の特徴。会員減と高齢化に悩む八木節愛好者は「底辺拡大につながる」と期待を高めている。
市が八木節愛好団体の桐生八木節連絡協議会(阿部建治会長)と毎年10~11月に開催している全10回講座の成果発表会。32回目を迎える今年は申込者131人のうち7回以上受講した102人を修了者と認定した。
9月放送の日本テレビ系バラエティー番組「秘密のケンミンSHOW」で八木節が大きく紹介された影響か、申込者と修了者は前年比でともに約5割増、修了者に占める初心者の割合も48・0%で、2割程度の例年を大きく上回った。
成果発表会終了後に行われた修了式では、修了者を代表して、音頭で越塚瑠唯さん、笛で矢野華澄さん、踊りで園田菜子さんがそれぞれステージ上で修了証書を受け取った。
八木節連協の阿部会長は「初心者が多く修了してくれてうれしい。会員減や高齢化に悩む各愛好団体に入ってさらに練習を積み、八木節を盛り上げてもらいたい」と笑顔で話していた。
八木節愛好団体の連絡先は市観光交流課(電0277・46・1111、内線366)へ。
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