企業が個人と行う取引を「BtoC」、企業間取引は「BtoB」という。Bはビジネス(business)、Cはカスタマー(customer)を表す。ブランド化やウェブサイトを通じた拡販で、BtoCで成功を収める企業が桐生でも増えてきたが、BtoBの新しい動きも活発化してきた▼年の瀬の桐生信用金庫本店の応接室に、2017年のカレンダーがあった。干支の酉にあやかり、絵柄はつがいの鶏。森秀織物(東四丁目)が手掛ける「織物カレンダー」を使い、事業所名を入れ、全総代128人に初めて配った。定番にはない柄で特注したそうだ▼創業50周年を迎えた加藤鉄工(広沢町一丁目)は、朝倉染布(浜松町一丁目)の超撥水風呂敷を記念品に選んだ。こちらも、オリジナルのデザインで生産を依頼したという。ほかでは、山田製作所が創業70周年で、イヅハラ産業(広沢町二丁目)の技術でコースターを製作。記念ロゴと社章を織り込み、従業員に贈った▼これらも立派な〝地産地消〟だろう。地域を応援したい企業と地域で頑張る企業。明けて2017年、こうした結びつきがもっと増えたら、まちも一層活気づくだろう。(悠)
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