仕事上、生活習慣病予防や、介護予防の講演会にお邪魔する機会が多い。じっくり聞いていると、必ずと言っていいほど「定期的に運動しましょう」と呼びかけられる。その場では「そうだよなあ、大切だよなあ」とうなずきつつも、なかなか実行できないもんである。特に今時期は、ぬくぬくこたつと仲良しで、離れがたい▼何事も「やるぞ」と気負ってスタートするのは苦手で、始める前からおっくうになってしまう。「定期的に」という言葉がますます荷を重くする▼そんな現状で何となーく始めたのが階段使用。とりあえず週1で通う県庁で、5階までの道のりを階段で行くことにした▼実際に昇降してみると意外と疲れるもの。小学生とか中学生の頃は駆け上がっていたのにね。高校の部活では水道山ダッシュとかやっていたのにね。だからちょっと悔しくて、結果的に階段が習慣づいた。ずいぶん小さな習慣で、効果もたかが知れているだろうけど▼振り返れば、「やってやるぜ」と気合を入れて始めたものの、続かない物事の多いこと。一方で長く続くのは、何となく始めてみてうまくできないから積み重ねてしまったもの。不思議だなあ▼ただ意志が弱いだけかもしれないけれど。(並)
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