女性だけの八木節チーム・桐生八木節桐雅会(青木優子代表)が26日、「東京マラソン2017」のランナー応援イベントに出演する。ゴールまで残り4キロを切った港区芝の区立公園で、リズミカルなお囃子(はやし)・音頭・踊りを披露し、最後の力を振り絞るランナーたちに元気を注入する。25分の持ち時間で八木節の魅力をフルに表現しようと、ただ今、準備の真っ最中だ。
3万6000人が参加する東京マラソンのランナーを応援しようと、東京都では大会に合わせてマラソン祭りを開催。スタートの東京都庁からゴールの東京駅前行幸通りまでの沿道に、24カ所ものイベント会場を設け、音楽や踊り、民俗芸能などで走者にエールを送っている。
八木節で走者を励まし、郷土の伝統芸能をアピールしようと、桐雅会では昨年申し込み、今回の出演が決まった。あてがわれた会場は38・5キロ地点の公園の一画。増上寺に隣接し、東京タワーを仰ぎ見る、気持ちのいいポイントで、走者にとっても一歩ごとに充実感が増してゆく、大切なエリアだ。
持ち時間は午後2時からの25分間。この間にお囃子・音頭・踊りをすべて披露しようと、桐雅会では前半のお囃子・音頭から後半の踊りまで、途切れなく続くプログラムを考案した。
東京マラソンの公式タオルを使った踊りを取り入れたり、踊りの並びをアレンジしたりと、出演する15人は現在、本番に向けて練習を重ねている。「フィニッシュ目前のランナーや、観戦する人たちにもエールを送れれば」と青木代表。
今後、メッセージ動画なども撮影し、桐生八木節をアピールしつつ東京マラソンの参加者にエールを送る予定だ。
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