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桐生商議所「フィールニッポン」に出展、ノコギリ屋根工場テーマ

 桐生商工会議所(山口正夫会頭)は東京ビッグサイトで開かれる展示商談会「フィールニッポン」(8~10日、日本商工会議所主催)に、ノコギリ屋根工場をテーマに出展する。今回は桐生市だけでなく、工場のある全国各地との広域連携も掲げ、保存活用の機運を広げたい考えだ。

 同会議所の出展は2年ぶり6回目。ノコギリ屋根工場を題材にした展示は5回目。今回はノコギリ屋根工場発のものづくりとして現役で稼働中の工場のうち、桐生絹織(西久方町)とトシテックス(東久方町)の製品を展示するほか、英語でノコギリ屋根を意味する横倉繊維(境野町)のブランド「Sawtooth Roof(ソートゥース・ルーフ)」の商品を展示する。

 広域連携は、約3000棟と国内最多の現存数が確認されている愛知県一宮市との交流が始まったこともあって掲げた。昨年2月に一宮側の要請を受け、石原雄二専務理事らが現地で講演。これを機に、桐生の事例を参考にしたリノベーション(大規模改修)も実現し、活用を探る有志の集まりもできた。

 こうした機運をさらに広げるべく、ノコギリ屋根工場のある32都府県を分布図で示すほか、写真家の吉田敬子さんが撮影した全国の工場の写真をパネル展示する。

 石原専務は「桐生の情報発信に加え、全国に活用を広げるための展示にしたい。周知を図り、見直しの機運を高めたい」と話している。
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