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公衆トイレ整備案示す、最優先は桐生駅高架下

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 桐生市は3日、老朽化が進む市内の公衆トイレ25カ所について、利用状況や経過年数、重要度や緊急度などから優先順位を付け、建て替えや改修の予定年度を示した「市公衆トイレ整備計画」を公表した。まず来年度から2カ年で、移設も含めJR桐生駅南口高架下トイレの建て替えを検討。2018年度から2カ年で、陸上競技場前トイレを多目的トイレに改修する計画とした。

 同計画は市議会教育民生常任委員会が3日開いた協議会で市が示した。市清掃センター所管の公衆トイレ25カ所について、年間利用者数、経過年数、老朽化度合い、重要度、緊急度を調べて整備の必要性を示した。

 水道使用量などから算出した年間利用者数は「1万人以上」が全体の36%(9カ所)。経過年数は「30年以上」が44%(11カ所)、「20~29年」が44%(11カ所)で、20年以上のトイレが約9割を占めた。

 それらの調査結果を数値化した上で、優先順位を付けて整備の必要性を明示。優先順位が高い順に3カ所を「建て替え・大規模改修」、7カ所を「改修」、11カ所を「修繕」、4カ所を「存廃検討」に分類した。

 最優先の「建て替え・大規模改修」は、今年度すでに大規模改修が予算化されている「東武新桐生駅前」に加え、「JR桐生駅南口高架下」と「陸上競技場前」の2カ所が盛り込まれた。

 桐生駅南口高架下は「場所が分かりにくいなどの苦情が多い」とし、移設を含めた多目的トイレへの建て替えの必要性を指摘。鉄道会社など関係機関との協議のため、来年度から2カ年を検討期間とし、協議が整った翌年度に予算計上するとした。

 陸上競技場前は「防犯上安全な設備や便器の洋式化、多目的トイレ設置を含め全体的な改修を検討する」とし、18年度から2カ年での大規模改修を検討するとした。

 「改修」の7カ所のうち実施済み2カ所を除いた5カ所で来年度、照明器具やベビーシートなどの設備の改修を予定する。

 「存廃検討」の4カ所は設置の経緯について土地管理者と地元町会の聞き取り調査を行った上で存廃を検討する。梅田町五丁目の石鴨天神様と梅田町一丁目の日枝神社境内は来年度から2カ年、常祇稲荷神社横と宮本町郵便局前(第一駐車場前)は18年度から2カ年を検討期間とした。

 同整備計画についての問い合わせは市清掃センター(電0277・74・1010)へ。
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