空のハンター猛禽類を連れて鷹匠の彦部和夫さん(上州猛禽会)が2月28日、東保育園(桐生市東五丁目、名淵敏江園長)でバードショーを行った。園児たちは間近に飛ぶフクロウやコンドルに歓声を上げ、「すごい」「おっきい」「羽が当たった」などと大喜びしていた。
酉年にちなむ桐生倶楽部の催しで鷹匠に会った同保育園の月門快憲理事長が依頼して実現したショー。ミツバ企業内保育所おひさまガーデンの園児11人も見学に訪れた。
彦部さんは5羽のバードスタッフと来園。白くフワフワしたメンフクロウは200グラムしかなく、飛んでも羽音がしないが、茶色のワシミミズクは2キロと大きい。ヒメコンドルはぐんまフラワーパークから茨城県まで飛んで半野性化したこともある。ハリスホークが登場すると「かっこいい」と子どもたち。
エサを食べる様子には「みんなはチキンが好きでしょう。この鳥たちは肉食で、ヒヨコが好きです」などと語り聞かせた彦部さん。「子どものときは生きものを飼えなかった。いま夢がかなって鳥を飼っています。みんなも夢を持ってください」と、鳥たちを羽ばたかせていた。
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