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漫画で桐生PR、JTBの依頼で描く 

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 外国人や若者向けに地域の観光情報を発信しようと、JTB関東交流文化誘致協議会がホームページ(HP)「かんた~びれ」上に掲載する「地域PRマンガ」。新潟編に続く桐生編を、岩崎ももさん(20)=桐生大学短期大学部アート・デザイン学科2年、桐生市在住=が制作した。若い女の子目線で、古い街にあるレトロで新鮮な楽しみ方を描いており、「ぜひ桐生に行きたいと思える漫画ができました」と岩崎さん。意外な名所も紹介している。

 JTB同協議会から依頼を受けた大学が、イラストレーション・絵画コースの岩崎さんを指名、短期間で取材して描き上げた5ページの漫画。しっかりもので物知りの桐生の女の子「ぴぴちゃん」が、初めて桐生に来た「もちうさちゃん」を案内して回るという設定だ。

 天満宮の骨董市からスタート、雑貨などの買い物をして有鄰館へ。すてきな雰囲気に感動し、おなかをすかせてカレーセイロひもかわにびっくり満足。入園料がタダの桐生が岡動物園を見て、重伝建地区にあるかき氷屋へ。さらに梅田にあるカフェや、みどり市東町の国道沿いにあるレトロ自販機コーナーと、郊外の豊かな自然に囲まれた一押し名所も盛り込んだ。

 JTBの事務局では「クールジャパン、日本独自の文化であるマンガは優れた情報伝達手段で、その世界観に興味を持つ外国人の訪日目的にもなっている」とし、インバウンドをにらんで今後、ふきだしの中のセリフを多言語展開する予定だ。

 相生小・中から桐生南高と、桐生大好きっ子の岩崎さん。「歩くたびに新しい発見があって、ワクワクが止まりません」といい、自宅には骨董市に一緒に行った母が買った食器もたくさんあるとか。小さいときからイラストを描くのが大好きで、「もちうさちゃん」は子どものころから自前のキャラクターだ。

 「モニョチタポミチ」のペンネームで雑誌の挿絵やイベントのフライヤー、ゲームアプリなども手掛けている。卒業後19日には新潟のカフェで開かれるグループ展にも参加。大学にはもう1年、研究生として残り「売れっ子イラストレーターを目指します」とほほ笑む。
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