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Channel: ウェブ桐生タイムス
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五輪周期

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 平昌五輪が25日幕を閉じた。日本勢は史上最多の13個のメダルを獲得。金メダルはもちろんだが、個人的にはジャンプの高梨沙羅選手とカーリングのロコ・ソラーレ(LS北見)の銅メダルは、4年前の失意のドラマを知るだけにうれしかった。大人気のLS北見だが「4年に1度来るやつですね」とメンバーの本橋麻里選手は冷静。さすが2度の五輪フィーバーの経験者だ▼華々しい五輪報道の裏で長野市のボブスレー・リュージュ施設の休止が伝えられた。ネックは多額の維持管理費。競技団体は「施設がなくなれば競技そのものの存続が難しくなる」と訴えるが見通しは明るくない▼4年に1度ブームを生むカーリングも例外ではないが、光明も感じている▼一つはバーチャルリアリティー。この技術が高まればソリ競技でも体験ができ、ゆくゆくは選手強化にも生かせるのではないか▼もう一つは将棋における「観る将」の存在。インターネット中継の充実によって増加する「観る専門のファン」はカーリングでも増加しそうだ。その熱を資金面の支援につなげられればよりいいと思う▼2年後には東京五輪がやってくる。極寒から灼熱へ舞台は変わるが、生かせることは多いだろう。(
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