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桐生織で交通安全、桐商1年生が家庭科でお守り製作

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 桐生市立商業高校(小林努校長)の1年生240人が家庭科授業の一環として、桐生織の布で交通安全のお守りを手づくりした。完成した約710個のお守りはきらびやかで、一つ一つに個性がある。すでにおはらいを済ませており、3月上旬にも桐生市内の小学校・特別支援学校に通う現1年生全員に手渡される予定だ。

 桐商では例年、家庭科の一環として地域の課題解決に取り組んでいる。今年度は地元の桐生織に注目。金らん美術織物むらかみから桐生織の生地見本を譲り受け、8センチ×5センチほどの交通安全のお守りづくりに挑んだ。

 「桐生市の子ども議会で、桐生織を授業で学んではどうかといった提案があった」と、家庭科の高橋牧美教諭は振り返る。お守りづくりの前には、江戸時代以前からの技術を今に伝えている桐生織の特徴を全員で学んだ。

 男子生徒もミシンを使い、お守りの袋地を縫い上げると、「交通安全」などとつづった紙を中に入れ、赤や白のひもで開口部をふさぎ、ひもをきれいに結う。こうしてお守りは完成。26日には雷電神社(桐生市錦町一丁目)の総代長・茂木新司さんらの協力で宮司の祈とうを受けた。

 生徒の玉川萌春さんは「桐生織を身近に感じることができた」、神山綾香さんは「小学生のためにと思ってつくった。ランドセルなどにつけてもらえたら」と話している。
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