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帽子メーカーcom+position、伝建群内に店舗兼工房開店

 帽子メーカーの「com+position」(齋藤良之代表)の店舗兼工房「usine(ユージーン)」が3日午前、桐生新町重要伝統的建造物群保存地区内に本オープンした。本町通りに面しており、店内で帽子職人の大山了さん(51)がブレード帽を縫う仕事の様子を通りからガラス越しに眺めることができる。

 そばにある元機料店の石蔵で2016年に事業を始めたが、手狭になったのを機に、自社ブランド「usine」の店舗と事務所の機能を分ける形で開店準備を進めていた。

 店ではオリジナルのブレード帽とフェルト帽のほか、齋藤代表(47)の元同僚で縫製の経験が豊富な牛丸理恵子さん(43)が加わり、4月からは布地の帽子の展開も始める予定だ。こだわりの強い人向けに好みの型と素材を選べるオーダーも請け負う。

 価格帯は1万円台から2万円台後半。来店客限定で1万円台前半の目玉商品も今後用意するという。

 通りに向けてミシンを操る大山さんは「うれしいような恥ずかしいような。いろいろなお客さんの帽子を作りたい」と照れ笑い。齋藤代表は「職人の手で1個からできることを前面に押し出し、他の帽子屋ができないことをしたい。桐生に来たからこそ注目され、ありがたい。桐生同士でコラボレーションもできたら」と話す。

 営業時間は平日が午前10時半~午後6時、土・日曜、祝日が正午~午後6時(第1土曜のみ午前9時半~午後5時)。不定休。

 問い合わせは同事務所(電0277・46・8663)まで。
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