桐生市立北小学校(小山慎校長)で10日、6年生42人が連凧(れんだこ)揚げを楽しんだ。卒業を前に地域の人たちの力を借りて行う恒例行事で、今回で13回目。澄み切った青空に手作りの連凧が揚がると、「やった!」と歓声が上がった。
この日は島田保さんら北地区生涯学習推進委員が来校し、凧作りを指導。子どもたちが事前に好きな文字や絵を描いた凧にしっぽを取り付け、クラスごとに1本の糸に1メートル間隔で30枚の凧を通した。
5色の凧には「友」「笑顔」「鯉」「龍」「勝」などの文字のほか、群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」や人気アニメのキャラクター、好きな俳優の名前を書いたものなど個性豊か。
この日は風は強いものの、上空で風向きがくるくると変化したため、子どもたちは悪戦苦闘。校庭には「走れー」「がんばれー」「反対だあ」などの声が響いた。
交代で先頭を務めた男の子は「ちょっとうまくいかなかったけど、楽しかった」「高く揚がってよかった」などと話し、小学校の思い出にまた新たな一ページを加えていた。
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