桐生っ子、またまた新聞日本一に―。経済産業省資源エネルギー庁が初めて実施した「わたしたちのくらしとエネルギー」かべ新聞コンテストで、桐生市立相生小学校5年2組の「地球」が最高賞の経済産業大臣賞に、同5年1組の「省エネ」が3位に当たる審査委員長特別賞を受賞した。地球温暖化をストップするために自分たちができること、東日本大震災で体験した電気の大切さなどを調べ考えまとめ、見やすく訴える力のある新聞をつくって評価された。これまで児童による学校新聞がなかった同校では、新年度からの発行を計画しており、6年生になる子どもたちのがんばりが期待される。
「地球」は5年2組新聞係の川田みのりさん、中山心愛さん、福地さくらさん、茂木萌夏さんが製作。大見出しを立て、文字を大きく、カラフルに、見てわかりやすいかべ新聞を目指した。震災による停電で大変だったことを母親にインタビューしてまとめたり、級友の自由研究「東毛らく農のリサイクル」コーナー、クラス全員に聞いた「エコ活動」ベスト3の囲み、4コマ漫画も楽しい。
「省エネ」は5年1組の遠藤夏菜さん、大澤萌生さん、大澤柚香さん、坂口茉優さん、佐藤雛さん、丸山紗絵さんで、「エネルギー自給率たった6%」「地球たすけ隊再生可能エネルギー」など、社会や総合学習で学んだことを、新聞づくりを通して深め、表現し、身近なエコ活動につなげている。
2組は「日本一をもう一回」といい、「2組に負けてくやしい」という1組。新聞づくりの経験は最高学年で、学校新聞の発行にも生かせそうだ。
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