桐生が岡遊園地北側の宮本町四丁目地内に、シカの群れが出没している。山手通り桐生工業高校前から遊園地駐車場を通って宮本町八坂神社に至る切り通しの道路を横切って、北の物見山あたりから展望台のある山を行き来しているらしい。記者は10日午後7時ごろ、4頭を目撃した。
近所の人は「行き来しているのを時々見かける」という。「前は立派な角をはやしたシカもいた。家族じゃないか」。角があるのは雄だけだが、春になると自然に落ち、また新たな角が伸び始めるため、いまの時期には雌雄の区別がつきにくい。
山間部では樹木の皮はぎや農作物の被害も出て、シカの生息域の拡大が懸念されているが、ここでは現在のところ問題は出ていないという。しかし薄明薄暮から夜間にシカが道路を横断するとあれば、遭遇しての交通事故などには十分気を付けたい。
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