Quantcast
Channel: ウェブ桐生タイムス
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2430

主力は樹徳OB、全日本大学野球選手権初出場の共栄大

$
0
0

 6日に開幕した第65回全日本大学野球選手権。初出場の共栄大(埼玉県春日部市)には東京新大学野球連盟の春季リーグ戦で最多勝利を挙げ、最高殊勲選手(MVP)に輝いた清水蓮投手(1年)をはじめ4人の樹徳高校出身者が所属し、初優勝の原動力となった。樹徳高校出身の小暮龍生主将(4年)は7日の初戦に向け「チーム力が自慢。全員野球で勝利をつかみとり、上を目指したい」と力強く語った。

 共栄大硬式野球部は2002年の創部。監督は兄弟校の春日部共栄高校から赴任した新井崇久さんが務める。

 創価大田中、流経大生田目と、ドラフト1位候補の投手がそろう同リーグ。新井監督は「特に田中君には昨年秋にノーヒットノーランされている。155キロの球を打たないと優勝はないとバットを振ってきた」と話す。

 最低でも600本、バットを振り込んだ成果が表れた結果、リーグ戦は10勝2敗、勝ち点5で初優勝。樹徳出身者は清水投手と矢野剛士投手(4年)が4勝で最多勝利に輝き、小暮主将は外野手のベストナインに選出。また、周藤純捕手(2年)も第3捕手ながら、前年覇者の流経大戦でスタメンマスクをかぶり、勝利に貢献した。

 創価大戦は肩の不調で相手エースの田中が二回に降板したものの、延長十回を投げ抜いて勝利を手にした清水投手。「自分としてはふがいない投球ばかり。(矢野)剛士さんたち、先輩に助けてもらってのMVP」と謙遜し、「全国大会は初めて。先輩についていくだけ」と話す。

 ただ、小暮主将、矢野投手にとっても高校、大学を通じて初の全国の舞台。「悔いが残らないよう、楽しく思い切って戦いたい」と話しつつ、同リーグの流経大が前回準優勝しているだけに「リーグの代表として恥じない戦いをしたい。決勝で明治大と戦えたら」とも話していた。

 共栄大の初戦は大会2日目の7日、東京ドームの第3試合(午後2時試合開始予定)で、初日に第一工業大(九州地区大学野球連盟南部)を2―0で下した中央学院大(千葉県大学野球連盟)と対戦する。
関連記事:


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2430

Trending Articles