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地域へ広げる介護予防、リハビリ科職員有志が新展開

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 桐生厚生総合病院リハビリテーション科の職員有志が、運動の楽しさから地域の健康づくり・介護予防につなげる新たな取り組みをスタートする。6月から近隣地域の高齢者サロンや、認知機能低下予防プログラム「脳いきいき教室」での講師を務める予定。中心となっている同病院の小林香保さん(31)=作業療法士=は、「地域の人たちに体を動かす楽しさを実感してもらえるように活動していきたい」と意気込む。

 同病院リハビリテーション科は作業療法士、理学療法士、言語聴覚士が勤務しており、普段はそれぞれ通院・入院患者らの身体機能回復を目的にリハビリを担当している。

 今回の取り組みは、専門職の知識・技術を地域全体に還元する機会をつくろうと計画。16日に桐生市錦町二丁目で開かれる「栄サロン」の講師依頼を受けたのを皮切りに、地域と連携した活動展開を目指していく。

 また、桐生市が八つの地域包括支援センターに委託して開く認知症予防のための講座「脳いきいき教室」のうち、20日から市総合福祉センターで開かれる教室で講師を務める。ウオーキングをしながら脳に刺激を与え、活性化するプログラムを考案する予定だ。

 運動機能回復のリハビリとは異なったアプローチに、小林さんは「リハビリは痛い、つらい、大変というイメージが強いけれど、『体を動かすって楽しい』『継続って大切なんだ』と感じてもらえるように考えたい」と話している。
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