第24回参院選が22日公示され、7月10日の投票日に向けた選挙戦が始まった。群馬選挙区(改選定数1)は正午までに、民進党新人の堀越啓仁(36)、政治団体・幸福実現党新人の安永陽(68)、自民党現職の中曽根弘文(70)の3候補が届け出を行い、前橋、高崎両市で第一声を上げた。安倍政権の経済政策「アベノミクス」の評価や憲法改正の是非などをめぐり、18日間の舌戦が展開される。
参院選の公示は通例では投票日の17日前となるが、今回は17日前の23日が沖縄「慰霊の日」と重なるため、これに配慮して1日前倒しし、選挙運動期間は18日間となる。
参院で現有135議席の自民、公明両党が非改選の76議席と合わせて過半数(122)を維持するか、おおさか維新の会などと合わせて憲法改正発議に必要な3分の2議席に届くかも争点。民進、共産、社民、生活の野党4党は群馬を含む全国32の1人区全てで候補を一本化し「共闘体制」で与党に挑む。
今回の参院選から、選挙権年齢を「18歳以上」に引き下げた改選公選法が初適用され、7月11日までに満18歳の誕生日を迎える人が有権者に加わる。
21日現在の群馬選挙区の有権者数(在外含む)は165万6351人で、前回選の同時点(2013年7月3日)に比べ2万3788人増。うち18、19歳は計3万9791人。桐生市は9万9939人(うち18、19歳計2195人)、みどり市は4万2811人(同1026人)となっている。
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