第53回桐生八木節まつりが5日、桐生市の中心街で開幕する。日程が大間々祇園まつりと重ならないことや、昨年テレビ番組で桐生八木節まつりが紹介された反響なども見込まれ、今年は例年に増して熱いまつりとなりそう。4日午前には、桐生天満宮(桐生市天神町一丁目)で安全祈願祭が執り行われ、主催する同まつり協賛会の役員らが、厳かな気持ちで手をあわせた。
1964年、東京五輪が開催された年に、商工祭、七夕まつり、祇園祭などを一本化して誕生したのが桐生まつり。88年には桐生八木節まつりと改称、桐生の夏の風物詩として市民をはじめ、近隣市町村の人びとに親しまれている。
新旧織り交ぜた多彩な行事に特徴があり、八木節の音頭取り日本一を競う全日本八木節競演大会をはじめ、子どもみこしまつり、各やぐらで繰り広げられる八木節おどりなど、各会場は初日から熱気に包まれる。
伝統の桐生祇園祭のみこし渡御(6日)、今年初開催となるお化け屋敷「KIRYU OF THE DEAD」(同)、最終日の人気イベント「ダンス八木節」、総勢1600人が繰り広げるジャンボパレード(7日)など、見どころたっぷり。
なお、まつり期間中、本町通りと錦町通り(天満宮前―錦町交差点)および末広町通り(JR桐生駅北口―本町五丁目交差点)は、正午(5日は午後3時)から午後10時まで歩行者用道路になる。コロンバス通り(新川公園東側交差点―本町六丁目商店街駐車場入り口)は5日午後3時から同6時まで歩行者用道路になる。
まつり期間中の問い合わせや救護の連絡は、JR桐生駅構内の事務局(電0277・43・6908)、桐生ガスプラザ駐車場の警備本部(電0277・43・6909)と救護本部(電0277・43・0800)まで。
関連記事: